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怒ってばかりの子育てが変わるコーチング

   

怒ってばかりの子育てが変わるコーチング
著最上輝未子

子育て本は子どもに対してどう対応するかのHOWTOの解説が多い中、お母さん自身のイライラの原因である「心の地雷」を見つけることや、お母さん自身のタイプ、子どもの性格のタイプを把握して子育てをスムーズにしようという内容の本書はとても新鮮でした。
「子育てをなんとかしたい!コーチングって?」というようなコーチングの入門書には最適な一冊だと思います。
ただ、コーチングを行う前に必要な親のイライラを解消する方法を後回しにして子育てに使えるコーチングのスキルを先に紹介したり、コーチングについて詳しい解説を省いたりしているのでちょっと内容把握しにくいというか、バラバラな感じというか…。
じっくりと理解したい方はPart1~4まで4章あるところをPart1、Part4を先に読むことをおすすめします。
というわけで、自分がわかりやすい順番に要約しました。(注意:今回は””の中は引用ではなく要約になっています)

子どもの心を受け止めましょう
子どもに寄り添い共感しましょう
子どもの人格を否定するような言葉かけは避けましょう…

育児書やコーチングの本に書かれているノウハウ、「わかっているけどできない!」子どもを目の前にするとついつい怒鳴ってしまいあとから自己嫌悪…。できない理由はお母さんの心に余裕がないから。まず、お母さん自身が「心の余裕と安定」を手に入れれば子育てが上手くいく!

心の余裕と安定を手に入れる方法

いつ自分がイライラしているのか、イライラを観察する

イライラの共通点「だれかの行動」「だれかの言葉」「特定の状況」などイライラの根底にある感情=「心の地雷」を見つける

無意識に持っている「枠組み」を探ってみる

「○○でなければならない」「○○すべきである」等
母親は、子どものためにがんばらなければならない
家族には手作りの料理を食べさせるべきだ
同じ教育を受けて同じように仕事をしているのだから、夫も家事を手伝うべき
妻は夫を立てなければならない
男子厨房に入るべからず
無意識に持っている「枠組み」を外れるとイライラしたり、強く反応してしまったりします。

「背伸びした自分のイメージ」を理解する

人はみんな「人からこんな人だと思われたい」と自分に対して勝手に作り上げたイメージを持っています。それはあこがれでもありコンプレックスでもあり、そうなりたいと思いつつ慣れていないことはあなた自身がよく知っていて悔しかったり悲しかったり腹立たしかったりしています。そして「背伸びした自分のイメージ」通りでない自分が人にばれないように取り繕っています。その「背伸びした自分のイメージ」が壊れそうになるとイライラしたりカチンときたりカッとなったり向きになったり言い訳したり慌てたりします。

四つの事例

  • できた嫁だと思われたい
  • きちんとした妻でありたい
  • きちんとしたしつけのできる人だと思われたい
  • 責任を持って子育てしている母親だと思われたい

お母さんが「背伸びした自分のイメージ」を自覚できるようになると、子どもや周りの人の「背伸びをした自分のイメージ」がわかるようになり、相手が大事にしている「その人のイメージ」を不用意に傷つけないですむようになります。

「心の地雷」=ガミガミママ変身スイッチを封印する

「心の地雷」を言葉にする
「心の地雷」のおおもとになった体験談を人に話す
満たしてくれる人、満たしてくれる環境を自分で用意する

ここまでの感想
心の余裕、安定を手に入れる方法。まさに自己分析してイライラする心をコントロールする「セルフコントロール力」を手に入れようということなのですが、「無意識に持っている枠組み」とか「背伸びした自分のイメージ」の例がばっちり自分自身に当てはまります…。
「主婦なんだから家事をきちんとしなければいけない」と無意識に思っていて旦那さんに「掃除してないよね」とか「散らかってるね」と事実を言われただけで「忙しくて手が回らなかったの!!!」とカッとなったり。
「きちんとしたしつけのできる人だと思われたい」のに実母に「長女ちゃんはしつけがなってない」と言われ「もうどうしていいかわからない…」と泣いてしまったり…。
部屋が散らかっているときほど子どもにイライラして叱ってしまうということにも気づきました。子どもにしてみたらすごく理不尽ですよね。

実践!子育てコーチング「基盤のスキル」

安心安全の関係を作る~安心して何でも話せる関係づくり~
口を挟まず最後まで子どもの話を聞く
二人だけの時間を作る
スキンシップする

個別化(ページング)~子どもの特徴をつかむ~
自分のタイプをチェックする
子どものタイプを観察する

アサーティブコミュニケーション~相手にきちんと届く伝え方~

アサーティブコミュニケーションとは、相手の権利を侵害することなく、自分はどうしたいのか、何が必要なのか、そしてどう感じているかを、相手に対して、誠実に、率直に、対等に、自信を持って伝えることのできる、コミュニケーションの考え方と方法論のこと。(参考文献『それでも話し始めよう』アン・ディクソン著 図書出版クレイン刊)

事実と感情を整理する
一次感情を率直に伝える

(例)子どもが遅く帰ってきたときのお母さんの感情
一次感情は「心配」二次感情「怒り」。二次感情の「怒り」に支配されず、率直に一次感情を子どもに伝えるのがアサーティブコミュニケーションのコツ。

実践子育てコーチング「基本スキル」

<認める>

子どもの「強み」や「いいところ」を見つけ、それを口に出してあげる
子どもがしてくれたことや、やってくれたことを感謝し、ねぎらう、ほめる
子どもが親にしてもらいたがっていることで親が無理なくできることを思う存分してあげる

<引き出す>

リフレイン(繰り返し)
話し手の言葉をそのまま繰り返す
話し手の気持ちを繰り返す

子どもの気持ちを引き出す「質問」のスキル

  1. 安心安全の関係づくりを心がけ、囃しやすい雰囲気をつくる
  2. 子どもが話し始めたら、リフレイン、うなずき、あいづちだけをして、しばらく自由に話をさせる。どんな話でも、全体の状況をつかむまで否定・批判・説教はしないこと
  3. 質問は最小限にして、自由に答えられる質問を心がける。
  4. 「こうしたら、ああしたら」などの提案やアドバイスはしないようにする。
  5. 合間あいまに承認を頻繁に行う。

<伝える>

事実をそのまま伝える方法
「八時になったよ、あと十分で家を出る時間だよ」
「今日はきのうより五分早くできたね」
感じたことを「私」を主語にして伝える方法
「○○ちゃんがのんびりしているのを見ると、お母さんの方があせっちゃうよ」
強みに焦点を当てる方法
「○○ちゃんが描く絵は、いろいろな色を使っているね」
「○○ちゃんはだれとでもすぐに仲良くなれるんだね」

リクエストと提案はまず子どもの気持ちを認めてから
反発する子どもには情報提供の形で提案する

<見通しをつける>

子どもが怖がっていたり、不安で行動が止まっていたりするときはお母さんが見通しをつける手伝いをしてあげましょう。

大事なポイント

  • 親が子供の代わりに答えを出さない
  • 子どもの不安にしっかりと寄り添い、子どもの行動を止めている原因を引き出す
  • 質問をして見通しを立てていく(解決策を自分で考えさえる質問をする)

<未来を描く>

子どもの「ワクワクのもと」を引き出す
子どもが我を忘れて夢中になること、芯から楽しそうな顔をすること、ついついやってしまうことの中に潜んでいる「心のワクワクのもと(価値)」を引き出してあげましょう。

ここまでの感想
実践的なコーチングのスキルの解説でした。具体的な方法が書かれているのでとてもわかりやすく、さっそく実践してみようと思うものばかりです。
要約で省略した実践の子どもと親の会話例を読んだ方がわかりやすく、役に立つかもしれません。
最後の「心のワクワクのもと(価値)」を引き出してあげましょうという部分。ここをできるだけ早く引き出してあげることができたら子どもの幸せをつかみやすくしてあげることができるんだろうなと思いました。読んでいて思い出したのはアンパンマンの歌。
「なにがきみのしあわせ、なにをしてよろこぶ」
大事ですよね!

まとめ

コーチングのスキルも大切ですが、お母さん自身の「心の地雷」を見つけて「心の余裕と安定」を手に入れるというところが一番大事なところだなと思いました。コーチングについても少し興味がわいてきました。
イライラの原因、もうちょっと掘り下げて自分をコントロールできるようになりたいと思います。

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