【親子で実験】見えなかった字や文字が浮き出す!あぶりだし

あぶりだし 親子で実験

みかんのしぼり汁などで絵をかいて、コンロなどの火であぶると見えなかった字や絵が浮かび上がってくる「あぶりだし」をテーマに実験してみました。

対象年齢:3歳~小学生低学年以上

材料・道具

  • 砂糖水
  • 塩水
  • みかんの汁
  • 紙(コピー用紙)
  • オーブントースター

手順(所要時間:15分)

A4サイズのコピー紙を半分に切って、オーブントースターに入るサイズにします。
用意した4種類の液体で字や絵をかいて、オーブントースターに入れて様子を見ながら加熱してあぶり出しできるか観察します。
文字通りガスコンロであぶることもできます。ただし、紙を火にかざすので燃えてしまう危険があるので大人が代わりにあぶってあげましょう。
小学生などこどもが取り組む場合、オーブントースターがおすすめです。

温まっていないオーブントースターでやる場合加熱時間は3分ほど
一度温めたオーブントースターで加熱すると30秒ほどであぶり出しされます。
あたためすぎると焦げたり燃えたりしてしまうので、オーブントースターに入れたら目を離さないこと!
焼きすぎると紙にオーブントースターの網の跡が焼き付いてしまいます。
取り出すときはやけど防止にかならず手にミトンをつけて取り出しましょう。

結果

左から砂糖水・みかんの汁・塩水・酢の順番で書いています。

結果みかんの汁が一番くっきりと文字があぶりだしされました。
昔からあぶりだしに利用されているだけあります。次にきれいに文字が浮かび上がったのが砂糖水。みかんの汁にくらべると少し薄いですが、きれいに文字が浮かび上がっています。
その次に酢。酢もあぶり出しで文字が浮かび上がりますが、砂糖よりも薄い。塩水はほとんど文字が浮かび上がりませんでした。

みかんの汁だと筆で塗った部分がうっすらとみかんの汁の色が出てしまうので、あぶりだしをはがきやお手紙の秘密のメッセージのように使いたい場合は工夫が必要です。
みかんを絞った汁を15分ほど置いておくと果汁と果肉が分離して、透明な層とオレンジ色の層にわかれます。このうわずみをつかって書くときれいにあぶりだしすることができます。
お手軽にあぶりだしするなら砂糖水。もともと透明なので、書いた文字がわかりません。
酢もお手軽ですが、酢の酸っぱいにおいが作業をしていて気になったのでおすすめできません。

あぶりだし実験成功のポイント

  • 砂糖水の濃度は濃いめに!
  • 筆はそれぞれ別の筆を用意して実験すること!


同じ筆で実験すると、筆の中に成分が残っていて正確に実験できません。筆がたくさんない場合はよく洗って使いましょう。

あぶりだしのしくみ

みかんの汁などで文字を書いてあぶると、なぜ字が浮かび上がってくるのか?
簡単に説明するとみかんの汁などの中に含まれる成分が紙と反応して焦げやすくなるから。あぶりだしできるかできないかはその成分が含まれているかどうかで決まり、塩水にはその成分がないためあぶりだしできません。

すこし難しい説明
あぶりだしの仕組みは二通りあるといわれており、みかんの汁や砂糖水に含まれる糖が炭化し黒くなる仕組みが一つ。もう一つは脱水反応と呼ばれる反応です。紙はたくさん水分を保持できるセルロースという繊維でできていて、そこに酸が含まれたものを塗るとその酸がセルロースを変化させ、セルロースが水分を保持できなくなります。オーブントースターなどで加熱すると、水分が蒸発、酸が塗られていない紙は水分が保持できるので焦げることがなく、酸が塗られた部分だけが焦げて茶色くなります。

まとめ・感想

1年生と4年生のこどもと一緒に挑戦したのですが、「文字がでてきたー!!」とオーブントースターの前で喜んでいました。小さい子でも単純に見えなかった文字が浮かび上がる様子を楽しむことができるし、詳しい仕組みを調べたり比較したりすることで小学校中高学年の子でも満足できる実験にできるのではないでしょうか。今回はみかんの汁、砂糖水、塩水、酢の4点を比較しましたがその他に牛乳・ジュース・ほかの果物の果汁など比較候補を増やして実験するのもおすすめです。
みかんの汁で書いた紙をオーブントースターで焼くとふわっと甘いパンが焼けたような香りが広がりこどもたちは「いいにおいがする~。」とよろこんでいました。
あぶりだしで浮き出てきた線は焼きむらとその独特の茶色でとても味があるので遊びや実験だけでなくアートとしても利用できそうです。ただ、透明なので自分が書いた線が見えないという問題が…子どもたちと一緒にドラえもんを描いたらひげを書き忘れるという痛恨のミス!アートとしての利用にはなにか工夫が必要そうです。

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